私の父の出身地は農業が盛んなところです。両親は数年前に田舎に戻り、今は農業をしています。
私も時々お手伝いに行っているのですが、この時期のお楽しみの一つ柚子の収穫に行ってきました。さわやかな柑橘の香りに囲まれて、秋空の下で柚子を収獲するのはとても楽しみなお手伝いなんです。
収獲した柚子をいくつかもらって帰ってきました。
柚子は痛みが早くて、保管方法が難しいですよね。そこで柚子農家の両親から聞いてきた、柚子の保管方法と美味しいレシピをいくつかご紹介します。
柚子の保管方法
ゆずは、苦くて酸味も強くて、そのままでは食べられませんが、お料理にアクセントとして使うと風味がよくなりますね。うどんやそば入れたり、ゆずティーなんかも爽やかでおすすめです。
生のゆずはこの時期だけのお楽しみなんですが、私はゆずを冷凍して、好きな時に食べられるように保存しておくことにしています。
柚子をきれいに洗う
まずは柚子をきれいに洗います。表面についている汚れをしっかり落とします。ぬるま湯で洗ってもいいですし、私は台所洗剤をスポンジにつけてしっかり洗っています。
私の愛用品はキュキュットオレンジの香り。裏にちゃんと「用途 野菜、果物」と書いてあります。
キレイに洗ったら、表面の水分をキッチンペーパーでしっかり拭いておきます。水分が残っているとゆず独特のいい香りが減ってしまいます。
生のままの時には、新聞紙にくるんで乾燥をふせぐ
1、2個柚子を購入してすぐに使う場合には、そのまま新聞紙にくるんで置いたら1週間ほどは持ちます。水分が抜けると香りも落ちてきますので、早めに使い切ったほうがいいでしょう。
丸ごと冷凍
ゆずは丸ごと冷凍しても大丈夫です。すりおろして使うときには、凍ったまま擦りおろすと簡単に擦れます。
生ほどではありませんが、香りも十分残っています。冷凍庫に入れるときには、ラップでしっかりくるんでフリーザーバックに入れて、なるだけ空気を抜いておいたほうがいいですね。
果汁も冷凍保存
ゆずを洗ったら、半分に切って絞り器で果汁を絞ります。
ゆずの実には果汁がたっぷり入ってます。そのまま飲むには苦いし酸っぱすぎるし、難しいんですが、風味として少し使うと、とても美味しいですよね。
お酢のかわりに使ってもおいしいです。種を適当に取ってから、絞り器でグリグリします。
絞ったら、小さな氷が作れる製氷皿に果汁を入れて冷凍します。凍ったら取り出してフリーザーバックに入れておくと使いやすいです
皮も冷凍
皮はそのまま冷凍して大丈夫です。使うときに必要な分だけ取り出して、凍ったまま刻むと香りがでます。
私は、ちょっとやってみたいことがあったので、今年は細かく刻んで冷凍しました。
冷凍庫に入れるときに平らに並べて、なるだけ薄くなるようにすると、使うときに取りやすいです。
柚子を使ったおいしいレシピ
柚子ティー
凍らせた果汁ひとかけらと刻んだ皮を少しだけカップに入れて、紅茶を注ぎます。お好みではちみつもどうぞ。
安いパック紅茶が高級な香りに早変わり。ゆずの香りが爽やかで、リラックスできるお茶です。
皮の砂糖漬け
これは母が好きでよく作ってくれます。
- ゆずの皮を半分に切って一晩水につける
- 鍋にたっぷりの水とゆず皮を入れてゆでる。3回ゆでこぼす。
- 水を変えて、砂糖をゆずの半分入れて煮る。
硬い皮がトロッとなっています。甘くて酸味が少しだけあって、口に入れるとゆずの香りが鼻から抜けて、とってもおいしいです。
ゆずのなます
定番中の定番です。
- 大根、ニンジンを千切りにして塩もみします。
- 水気をよく絞って、砂糖、酢、ゆず皮の千切り、ゆず果汁で味付け
ゆずの香りがたっぷりのおいしいなますです。酢が苦手な方は、お酢を減らして、ゆず果汁を増やすと食べやすくなりますよ。
ゆず皮のはちみつ漬け
これを作ろうと思って千切りにして冷凍しました。
- 洗って熱湯消毒した瓶にゆずの千切り、果汁を入れます。
- はちみつをかけてしばらく漬けると完成
紅茶やルイボスティーに入れると美味しそうです。瓶がないのでまだ作ってませんが、今から楽しみです。
ゆず果汁のちらし寿司
通常のちらし寿司の作り方で、合わせ酢をゆず果汁に変えます。細く刻んだ皮を最後にトッピングすれば完成です。ダイエットが終わったら作ります。楽しみ。
以上、ゆずの保管方法と、ゆずレシピのご紹介でした。秋の味覚、食欲の秋、おいしいゆずで堪能しませんか。