今年もあと2週間を切ってしまいましたね。きれいなお家で新年を迎えるためにも、毎日少しずつ大掃除を進めています。今日はキッチンの大掃除をします。
昨年5月に今の家に入居しましたが、入居時から気になっていた、頑固な水垢をどうにかしようと頑張ってみました。
シンクの頑固な水垢の正体は?
我が家のキッチン。1996年製のでかい食洗器が鎮座しておられますが、こちらは備え付けです。
昭和感漂うタイルとステンレスのキッチンは築40年。傷だらけだし、ところどころさびています。以前の入居者がつけていたスポンジ置きの吸盤の跡がくっきり残っていました。
シンクに残る吸盤の跡
指で触るとザラザラしていて、こびりついて取れそうにありません。
入居時にはカビも生えていたのでスポンジ置きは処分してしまいましたが、白い汚れがこびりついて、普段のお掃除ではなかなかキレイになりませんでした。
水垢の正体は?
この白い跡は水垢と思われます。水垢の成分は炭酸カルシウム。水道水に含まれているミネラルです。
お風呂の水垢なら、石鹸や皮脂なども入っているかもしれませんが、キッチンは水道水のミネラルが、水が蒸発するときに残って蓄積したものだと思います。
水垢には酸性の洗剤を使用するのが基本。
水垢の成分である炭酸カルシウムと酸性の洗剤(例えば酢酸)が化学反応すると、酢酸カルシウム、水、二酸化炭素になります。
水垢になってしまった固形物の炭酸カルシウムが、酢酸カルシウムになると水に溶けやすくなるので、水垢が取れるという理論です。
水垢に効く洗剤探し
一般的には、酢酸(お酢)、クエン酸などが水垢に聞くと言われていますので、何度も試しています。
キッチンペーパーを張り付けてクエン酸水をスプレーします。
しばらくたって、はがしてみますが、正直あまり効果がありませんでした。
うろこ状の水垢の時には効果があるらしいのですが、ここまでこびりついて固まった水垢には効きませんでした。
すごい水垢取りで磨く
先日お風呂の水垢を、「すごい水垢取り」できれいにしました。
まだ完全に水垢取りが終わっていませんが、キッチンで使ってみることにします。水気をマイクロファイバークロスできれいに拭きとります。
そして、専用スポンジにすごい水垢取りを付け、こすりました。
若干きれいになったでしょうか?
わずかに丸い吸盤のフチが見えます。以前よりも白く浮いた水垢が減って、カメラを構えた私がステンレスに反射して映るようになりました。
最終手段!物理的に削る
100円ショップに行ったら、こんなものが売られていました。スポンジやすりです。
- #1200
- #1500
- #2000
の3種類がセットになっていました。この番号が大きくなるほど目が細かくなります。
調べてみましたら、ステンレスには2000番くらいのサンドペーパーを使うときれいになるということでしたので、洗剤が効かない頑固な水垢は、物理的に削り落とすことにしました。
ステンレスに傷がつく可能性もありますので、どうか自己責任でお願いします。
100均で購入したやすりと耐水サンドペーパーで削る
夫が管理している工具箱を漁ると、サンドペーパーがたくさん出てきました。
紙やすりばっかり何するんだと思っていましたが、目の粗さが異なる色んな種類の番号が入っていて、こんな時に使うのかと納得しました。
いきなり2000番で擦っても水垢がとれそうにないので、少し番号を落として、800番の耐水サンドペーパーを使って削り落とします。
これより数値を落とすと目が粗すぎてキズがつきそうなので、800番から。800→1200→1500→2000と徐々にやすりの目を細かくして磨きます。
ビフォーアフター
左がビフォー。右がアフター。
まだまだ白い水垢が一部残っていますが、だいぶきれいになりました。
ある程度削り落とした後なら、クエン酸スプレーが効くかもしれません。それについては、また後日チャレンジしてみたいと思います。
シンクの中と作業台も、やすりがけをしてみました。
まだキズが見えますが、反射で窓が写るほどピカピカになりました。
本日の作業工程
- シンクの汚れを中性洗剤で洗う
- 水で流す
- マイクロファイバークロスで水気を拭きとる
- クエン酸水湿布をする
- 水で洗い流す
- 拭きとる
- すごい水垢取りでこする
- 洗い流す
- 拭きとる
- #800耐水サンドペーパーでこする
- 洗い流す
- 拭きとる
- #1200スポンジやすりでこする
- 洗い流す
- 拭きとる
- #1500スポンジやすりでこする
- 洗い流す
- 拭きとる
- #2000スポンジやすりでこする
- 洗い流す
- 拭きとる
ああ、つかれた。
本日はこれにて。