例のあのウィルスの影響で、お店に入れば除菌消毒、家に帰っても除菌消毒。
毎日なにかしらの液体を手にこすりつけています。
だけど気になるのはその効果。
本当に除菌できてるのか心配ではありませんか?
というわけで実験!
クリーンベンチとかないし、滅菌処理もしてない素人の実験ですのであしからず…
パストリーゼとキノットとカンファペットとナチュリープラスで比較実験
今うちにある除菌関係グッズ。
- パストリーゼ
- カンファペット
- ナチュリープラス
- キノット
の4つです。
パストリーゼ|アルコール77%口に入れても大丈夫な除菌剤
ドーバーと言う輸入洋酒や国産洋酒を扱っている企業が作った除菌スプレー。
パッケージの見た目や、その名前からしてどこか外国のメーカーかと思ってたんですが、日本の企業なんですね。
洋酒なのに国産という「トゲアリトゲナシトゲトゲ」みたいなことになっているけど、神戸の工場で作られています。
パストリーゼの主成分は、アルコールと緑茶カテキン。
アルコールで瞬間的に殺菌し、緑茶カテキンの抗菌効果が長続きするということだそうです。
パストリーゼの一番の特徴は、口に入っても問題ないこと。
酒造メーカーが作っているアルコールで、希釈する水はお酒用の純水。
だから口に入っても大丈夫なんです。
飲んじゃったら酔うかもしれませんけど、まな板、歯ブラシ、食品など口に入る可能性のあるものでも使えるのが便利。
お弁当作って最後に吹きかけてもいいみたい。
お掃除にも使えて、軽い油汚れならシュッと吹きかけて拭き取るだけで、さらっとキレイになります。 冷蔵庫のお掃除なんかすごく便利ですよね。
気を付けないといけないのは、ゴム製品や、アクリル樹脂などアルコールに弱いものは使えません。
コロナ対策でしきりにアクリル板を使っているお店も多いですが、除菌しようとパストリーゼを吹きかけると一瞬で曇りガラスみたいになっちゃいます。(経験済み)
カンファペット|ペットが舐めても安全な除菌消臭剤
パストリーゼが手に入りにくくなったので、代用品として購入したのがカンファペットです。
ラビ🐶のおトイレやおもちゃを掃除するのに使っています。
カンファペットは次亜塩素酸水です。
次亜塩素酸ナトリウムと強酸を特殊な環境で混ぜ合わせて中和させたものだそうです。
混ぜるな危険と書いてあるアレを混ぜちゃったわけですね。
安全に混ぜることができる特殊な技術があって、詳しい理屈はわかりませんが、表彰されるほどの技術らしいです。
使用済みペットシートや納豆の空パックに吹き替えたら、一瞬で匂いが消えたのにはびっくりでした。
もちろんペットが舐めても大丈夫です。
飼い主が舐めてみましたが、プールのお味でした。
詳しいレビューは↑の記事に書いてあるのでご覧になってくださいね。
公式サイトはこちら➡カンファペット
ナチュリープラス|ボタニカル成分でお肌にもやさしい除菌消臭材
ナチュリープラスは除菌の効果があるボタニカル成分配合とのこと。
💭アルコールや塩素系は刺激が強く、ペット用品に使うのが不安…
— Natury+ ナチュリープラス公式 (@Naturyplus) May 28, 2020
💭除菌と共に消臭効果があればいいのになぁ…
植物エキスから作られているので、大切な家族🐶🐱にも安心安全✨ベッドやトイレなどにもシュッ🌿とするだけで1ヶ月以上続く抗菌効果と消臭効果✨気になるニオイも✨#いぬ #ねこ pic.twitter.com/8TeIptNAlI
赤ちゃんやペットが触っても安心な成分というのが嬉しいですよね。
またアルコール消毒ができない部分に使うことができるのもいいです。
無垢材のテーブルや、アクリル板、ゴム製品、革製品も大丈夫。
少し香料が入っていてグレープフルーツのような爽やかな香りがするので、お掃除が楽しくなります。
楽天スーパーセール中は半額↓↓↓
キノット|希釈して必要な分だけ作れて無駄のない除菌剤
キノットも次亜塩素酸水です。
キノットが他と違って嬉しいところは、アルミパウチに入った状態で送られてきて、必要な分だけ希釈して作ることができること。
抗菌とか除菌するものは、それ自身が酸化したり中和したりすることで効果がでるんですけど、いいかえれば除菌力が強いものほど劣化しやすいということになります。
次亜塩素酸水の消費期限は1ヵ月程度のものがほとんどなので、大きなボトル入りだと使いきれないまま劣化してしまう可能性があります。
キノットは手のひらサイズの小さなボトルなので、持ち歩くこともできるし、劣化する前に使いきることができます。
公式サイトはこちら ➡ウィルス予防、除菌、消臭、カビ予防対策に!次亜塩素酸水「キノット」
効果があるのか除菌実験やってみよう
実験の方法は、ナチュリープラスの記事で書いたものと同じ。
食パン一枚をカットして、それぞれスプレーしてジップ袋に入れて様子を見ます。
本来なら↓こういうクリーンベンチなど、ちゃんとした環境ですべきなんでしょうけど、そこはまあ。
目安程度にってことで…というかクリーンベンチってネットで買えるのね(笑)
パストリーゼ、カンファペット、ナチュリープラス、キノットと対照の水をパンに吹きかける
食パン1枚をカットして、それぞれまんべんなく吹きかけます。
本当は吹きかける量とかもそろえたほうがいいんでしょうけどね。
比較のため、浄水器を通した水道水を対照としました。
ジップバッグに入れてしばらく放置
それぞれジップバッグに入れておきます。
温度や陽当たりなどが変わらないよう、まとめて同じ場所に置いておきました。
結果発表
1週間後。
対照の水道水を吹きかけたパンは、緑のカビがびっしり。
カンファペット、ナチュリープラス、キノットの実力
カビびっしりの対照に対して、カンファペット、ナチュリープラス、キノットはすごいですね。
1,2か所小さなカビが生えている程度です。
これほどの差があれば、防カビ効果はあると言えるんじゃないでしょうか。
このまま更に一週間放置します。
さすがに2週間経つと結構カビが増えてきましたね。
もうこれ以上は見るに堪えない状態なので、パストリーゼ以外の実験は終了して処分しました。
さて、パストリーゼはどうなったのでしょうか…
すごいことになったパストリーゼ
3週間後。
反射で緑の変なものが映ってますが、ふるさと納税でゲットしたシャインマスカットの箱です。めちゃめちゃ美味しかったです。
話が脱線しちゃいましたが、パンを見てください。
なんともなっていないでしょ。
パストリーゼを吹きかけて3週間。
カビはいっさい見当たらないし、なんならまだ食べられそう。
このまま変化ない状態がさらに1ヵ月以上続きました。
もうこれ以上変化ないなら実験終了しちゃおうかなと思い始めたころ、つまり実験開始から約2か月後、ついにその時が…
うっすらと白いもやっとしたものが、パンの左上あたりに生えています。
カビか?緑じゃないけど、ついにカビが生えた?
というわけで、2か月に及ぶ長い実験が終わりました。
パストリーゼ77%の意味
学生のころ、微生物の遺伝子を扱う研究室にいて、今いろいろと話題となってるPCRも使ってたんですよ。
そのころ、実験器具を滅菌するのに90%エタノールと、77%エタノールを使ってました。
パストリーゼのアルコール成分は77%です。
なぜ77%なのか。
それは、77%以下では殺菌の効果がないからです。
高い方が殺菌効果も上がるけど、揮発しやすくなってしまうので、77%が丁度良い濃度ってことなんです。
まとめ
アルコールのパストリーゼ、次亜塩素酸水のカンファペットとキノット、ボタニカル成分のナチュリープラスの4種類を実験してみました。
パストリーゼの防カビ効果にとても驚きでしたが、他の除菌スプレーもそれなりに効果が実感できてよかったです。
アルコールは手指に使うには沁みるし、無垢材など使えないところもありますから、用途に応じて他の商品と使い分けていくのもありかなと思います。
例のあのウィルスに効果があるかの実験は素人ではできませんので、ご了承ください。
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