へっがでよた話

「へっがでよた」ってわかります?

これを書くと文字通りお里が知れる話なんですが、私の住んでる地域ではよく使われる言葉です。今日は、「へっ」にまつわる話をしたいと思います。

呼吸するのもつらい「へっ」

肩甲骨イラスト

 

 

「へっ」てなあに?

私が子供の頃に、よく母が「今日はへっがでよたー」と言って、辛そうにしていました。「へってなあにー?」と笑っていたあの頃の私のなんと愚かだったこと。

辛いです。振り向いたり、手を動かしたり、息をするのも辛い。背中、肩甲骨の中にトゲトゲの何かがいるに違いない。

そう、「へっ」とは、肩甲骨の痛みのこと。肋間神経痛と言うんでしょうか?適切な標準語がわかりません。

どうしてそうなる?

普通は、「へっ」が出ても安静にしていれば2,3日で治ります。けれど今回は、記事を正確に書くためにも病院へ行ってきました。

レントゲンを撮ってみると、首の骨の間隔が狭くなって神経を圧迫しているそうです。肩こりも酷く、カチカチに固まっています。それが原因で肋骨の間の神経に痛みがでているかもしれないとのことでした。肋間神経痛ははっきりとした原因が不明で、肩こりや、首の痛みが原因である場合や、筋肉の疲労、ストレスが原因で起こることもあるそうです。

 

病院に行ったところで、よくなるわけではありません。痛み止めと湿布をもらって、しばらく安静にするしかないです。

「へっ」の発音方法

もうお分かりだと思いますが、「へっ」は方言です。「へ」を強く強調して発音します。ヘッドバンギングの「へっ」よりももっと強く、小さいッはもっと勢いよく。

ヘドバンやりすぎたら、もしかしたら「へっ」が痛くなるかもしれません。

ヘドバンイラスト

「へっ」の3段活用

「へっ」が痛い。「へっ」がでよた。

初めは、へっが痛いとか、へっがでよたなどといいます。このあたりはまだ余裕があります。腕や首を動かすのは痛いですが、日常生活は送れるレベルです。

「ヘッツボ」が痛か。

地域によっては「ヘッツボ」と言うところもあるようです。「へっ」が出るツボがあるんでしょうか。ツボが痛くなると言う概念が近い気もします。西洋医学ではトリガーポイントでしょうか。

「へっ」がまえきた。「へっ」が回った。

痛みがどんどん強くなってくると、「へっ」がまえきたとか、「へっ」が回ったと言います。肩甲骨周辺の背中の痛みだったものが前に突き抜きて痛み始めます。胸や鎖骨の下あたり、左側のときには心臓のあたりまで痛くなります。

このレベルになると呼吸するのも起き上がるのも寝ているのも辛くなります。

お里が知れる「へ」がいっぱい

私の地域では、「へ」と言うのは他にも3つあります。

  • プゥーっという音がしたりしなかったりする「へ」
  • ブーンと飛んでる小さな虫の「へ」
  • 空からパラパラ降ってくる「へ」

最初のやつは、屁ですね。「へェをひった」などと使います。ひると言うのは放つという意味です。

ナントカの泉っていうテレビ番組が、無駄な知識やウンチクに納得するとボタンを連打してへぇーへぇーへぇーというのがありましたが、あのへえーに近い発音です。

父の世代は使いますが、お上品なお言葉ではないですね。私達の世代になると使わないです。

 

次は虫のハエのこと。「へがやじょろしか(ハエがうるさいな)」などと使います。短く1音で「へ」。小さい「ッ」ははいりません。

 

空から降ってくるのは火山灰です。「せんたっもんにへがひっちた(洗濯物に灰がひっついた)」などと使います。ハエのヘと同じような音ですが、文脈で使い分けます。

結局どーする

おとなしくしているしかありません。肩甲骨にホッカイロを貼ったらいいとか、湿布を貼るとか言われていますが、それほど効果を感じられません。辛くて起き上がれないので、「へっが行ってしまう」まで寝ているだけです。明日は元気になるといいんですけど。

 

背中が痛いイラスト

 

 今日「へっがでよた」のは、夫です。ニヤリ